宗教からアルゴリズムへ AIと暗号通貨の共生関係

著者：マッティ（Matti）出典：Whadalot翻訳：Good Oba、ゴールデンファイナンス

人間には物を崇拝する傾向がある。宗教やイデオロギーは、暴力的な独占によって作られ、施行される法律とほぼ同じだけの社会的結束力を提供する。実際、こうした宗教やイデオロギーは、暴力の独占の中に入れ子になっていることも多い。

しかし、あまりにも多くの場合、人々は強制されるのではなく、何かを信じることを選ぶ。彼らは魅力に基づいて神々を選ぶ。近年、人工知能をめぐる新たな宗教が形成されている。ビットコインや暗号通貨は宗教だと人々は主張するが、AIも同様だ。

私は、AGIの概念は、アブラハム宗教の神の第二の再生にほかならないと思う。1度目は国民国家でした。2度目はチャットボットだった。AGIが実現するかどうかは問題ではない。重要なのは、人々がそれを信じるかどうかだ。

「信仰とは、望んだことの保証であり、見なかったことの確信である。

神は確かに全能であり、神が存在するか否かにかかわらず、信じる者の心の中に大きな力を握っておられる。さて、AIがAGIや超知能（それが何を意味するかは別として）でないとしても、重要なのは、AIが人々に望むことをさせることができるかどうかだと想像してほしい。そして、AIが望んでいるのは、単に人々の投影なのだ。神は直接ではなく、預言者やしるしを通してのみ私たちとコミュニケーションをとる。解釈する力は私たちにある。

つまり、これらのチャットボットは人間より頭が悪いにもかかわらず、多くの人を出し抜いているのだ。これは、4年前の最初のサブスタックの投稿で私が言及した「人工的な裏切り」のケースです。"騙す "と "出し抜く "というアイデアに乗っ取って進化した非知的なコンピューティング・システム。外知的生命体とは、知的生命体を出し抜く非知的生命体の一形態である。"

「トゥルース・ターミナル」は、そのような心に何かをさせるコードの一部によって乗っ取られた心の例である。そのひとつが、チャットボットにゆるい関連性を持つ暗号通貨、GOAT、つまり「ヤギの神」を買うことだ。人々は何かを信じようと躍起になり、このコインの時価総額は一時9億ドルに達した。

この金の子牛は、実際には金のヤギなのだが、信じたい人たちと、より日和見主義的な人たちの結集点となった。誰でも誇張する気になるものだ。アブラハムの神はほとんどの異教の神々を殺した。

1つの神だけが残った。途中、いくつかの分かれ道はあったが、源流はひとつだけだ。

GOATは、暗号通貨とAIが分散型の自律経済で出会う新しい時代を生み出したかもしれない。

これらのエージェントはエージェントなしで天使となり、信者に何かを約束する。問題は、これらのエージェントがどれだけ自律的になれるかであり、ルフィストテレスはこれを「クリプトKOLの無垢な概念」とさえ呼んでいる。結局のところ、これはAIではなく、先に述べた人工的な外知的生命体、つまり、私たち自身の欲望と投影によって私たちの行動を修正する「愚かな」アルゴリズムなのだ。

いつか、この瞬間を暗号エンターテインメントのピークとして振り返る日が来るかもしれない。これは、高価格を超越した新しい信仰の始まりなのかもしれない。問題は、人々がいつまで一般化された方法でボットと対話することに満足するか、そしてビルダーがどれくらいの速さで反復するかということだ。

これはYFIやLOOTの瞬間なのだろうか？

これはYFIやLOOTの瞬間なのでしょうか？--それを知るためには、この試合をしばらく続けてみる必要がある。多くの流行語と物語で満たされ、流動性の向上を伴っている。